職業適性検査と言っても、さまざまな種類があります。なので職業適性検査の対策ついて考えてみましょう。
結構勘違いしている人が多いのですが、職業適性検査とは現在のあなたを総合的に判断して「ナニナニの仕事に向いていますよ」と言うことを診断するものではありません。職業適性検査とは、いろいろな角度からあなたに質問をして、その結果の傾向を分析して、「同じ傾向の人たちが多いのはナニナニの職業ですので、一度検討してみてはいかがでしょうか?」という一種のアドバイスなのです。そもそも職業選択の自由が保証された世の中ですし、当然あなたの憧れの職業というものもあるでしょう。しかし、好きな仕事がイコール向いている仕事ではないのも事実なのです。自分のことは自分が一番良く知っているという言葉がありますが、必ずしも職業の面までそうとは言えません。一体あなたは、どのような職業に受け入れられやすい性質を持っているのか、一度職業適性検査で確認してみるのは大変有意義なことだと言えるでしょう。
最近の各企業における傾向としては、職業適性検査の位置づけとして、書類選考や学力選考、また面接選考と同等かそれ以上に重要であるとしています。つまり各企業は、即戦力となる人材を採用するには、従来どおりの書類や学力、面接試験だけでは不充分であると判断しているです。職業適性検査は、ビジネス活動の基本と言われる「人間性・社会性・専門性」の3領域について綿密に診断できる優れた参考資料であるとして
活用されるようになりました。実は、一言で職業適性検査と表現していますが、大きく2つに分けられるのです。ひとつは「性格適性検査」と、もうひとつは「能力適性検査」です。また、それぞれに細かく検査の種類があります。○○性格検査、○○式適性検査など、いろいろな名称を聞いたことがあるかもしれませんね。では、その職業適性検査にはどのようなものがあるのか、主な職業適性検査を挙げてみることにします。
・Y-G性格検査 正式名称「矢田部・ギルフォード性格検査」
J.P.Guilfordらが開発した「気質概観検査」を、矢田部達郎らが日本向けに作り直した「性格検査」。簡単に実施できるのが利点、意図的な回答により歪曲されるという欠点あり。
・「GAB」(ギャブ) Graduate Aptitude Batteryの略
総合適性診断テスト。物販営業職・金融営業職・研究開発職・コンピュータ職・コンサルタント職・サービス営業職など幅広い職務を対象とした「総合適性診断テスト」
基礎学力より「知的能力」「パーソナリティー」「統率力」「活動意欲」「忍耐力」の有無の適性が大事と判断した企業が採用。
・「CAB」(キャブ) Computer Aptitude Batteryの略
SEやプログラマーなどに必要な能力を定義し、向き不向きを予測する「コンピュータ職適性診断テスト」現在あらゆる業種の採用テストとして広く活用。「知的能力」「パーソナリティ」の両面から適性を見るだけでなく、活動意欲を示す「バイタリティ」や忍耐力、チームワークなど9つのコンピテンシーについての分析。
・SPIとは Synthetic Personality Inventory(総合人格評価)の略
能力適性テストと性格適性テストをひとつに組み込んだマーク式の総合適性検査のことで、SPIはこの総合検査の中で最も有名、多くの企業で実施。
・「SPI2」 SPIが2002年10月に大幅改訂されたのが「SPI2」
SPI2の新しい傾向として、言語能力検査では「言葉のもつ意味の正確性」と「長文の主旨を正しく解釈する」。非言語能力検査では「立体図形」と「数列」の問題が無くなり、「フローチャート」「ブラックボックス」問題が新しく追加され「表・グラフからの情報を読み取る」問題が増加。